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成長を感じさせられる嬉しい瞬間:定期テスト対策にて

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こんにちは。小泉です。

今回も、当サイトをご覧になっていただき、ありがとうございます。

私は普段、小茂根の本校の方に出勤をしているのですが、週に1回、蓮根校へ出勤をしております。

蓮根校とは??

こちらの蓮根に関しても、前身の老舗塾から承継した教室になります。
2年ほど、共同運営という形で小泉が管理をしていた教室でもあるので、運営者は変わっていませんが、学習方式や什器類が変わって装い新たになっています。

こちらの教室では、地域性もあり、なかなか勉強に前向きになれないお子さんたちをお預かりするケースが多くなっていました。

認知度の部分も、まだまだ課題があるのですが、じっくりと向き合うスタンスによって、やっと成長を感じた生徒が今回も、定期テストを通じて現れました。

定期テストというイベントを通じて大事な部分が成長する

かねてから、塾という存在はあるわけですが、東京都ですと高校入試の競争率は、以前よりもはるかに低くなってしまいました。これは、私立の授業料無償化や、中学受験の高まり、少子化という点から、門戸が埋まりきらなくなってしまったことが原因です。

そのため、都立高校倍率が1.1倍、1.0倍という学校も珍しくなくなってしまいました。

当塾がスタートした2013年頃から10年という時を経て、学習塾に求められるものが変化してしまった、ともいえます。というのも、高校生になるためであれば、かつてほど「受験勉強だ!受験生なんだ!」という負荷がかからない構造になってしまっているからです。

そこまで頑張らなくても、高校生にはなれてしまう、学費の面でも授業料部分はカバーされるし、私立でもOKという家庭がぐっと増えたことで、学費の安い絶対都立!という家庭が減ってしまいました。

この功罪は別に置いておくとします。

そうなると、学習塾に求められる意義とは?というのを考えるようになりました。
高校入試に合格させるため?
偏差値を上げるため?
定期テストで点数をとるため?

すべて、「何のために?」という問いを立てられたとき、十分に満足させられる答えにはなりません。
公立の中学校も、都立進学のために頑張らせなくては!という意識もだんだんと薄くなり、ますます今の子たちがおかれた学習意義は薄れていきます。

とはいえ、高校受験という義務教育ではなく、合否が関わるということ、定期テストの結果が、後々の自分の将来を左右するというイベントとしては、依然存在感があります。

だからこそ、学習塾の立場として、それまでは、普段は、「自分のための勉強」というものに意欲的でない子たちに対して、「イベント」として、「自分のため」「誰か大切な人たちのため」に、自分を成長させる、という体験をさせてあげたいと思っています。

 

そして、当塾の理念でもある「10年後の通っていてよかったと思われる塾」という観点からも、安易に指示を徹底して、管理を強めての塾というのも合いません。

前置きが長くなりましたが、、

今回、中2の春からお預かりしていた生徒、実はお姉さんが通っていたご縁で通塾してくれました。
お姉さんは、さらに3年前の7月の夏休み直前に、訳あって、他塾から移ってきました。

能力は高かったのですが、やはり「準備時間」というもので、時間が足らずに、第一志望に届くことはありませんでした。そのご家庭にも、受講などご協力いただいたにも関わらず、合格を達成できずに、悔しさが残る受験でした。

このお姉さんの受験の総括をした際に、親御さんに「能力があっても、必要な期間は必要」ということをお伝えしていました。その言葉を、親御さんが心に留めていただいて、お姉さんの時よりも、1年以上早くから通わせてくれたのが、この弟さん。

性格は、明るさのカタマリのようなお姉さんとは対照的な弟さんで、なかなか自分の意思を示したり、意欲的に取り組んだりということを見せてくれず、非常に受け身な子でした。本当に10年以上やってきている自分でもありますが、こういったタイプの子は非常に関わりが難しい子です。

 

我々も粘り強く、正直、根負けして放り出したくなる時もありました。

 

ようやく、1年と半年という期間を経て、本日、こう言ってくれたんです。

 

「先生、テストの範囲がここまでで、範囲の学習は終わりました。ここの部分の演習をもっとしたいんですが、何か演習するもの用意できませんか?」

 

正直、本当に嬉しい瞬間でした。

 

この1歩を感じるまで、これまでどれほど、試行錯誤してきたのか、という子でしたから。

 

はたから見れば、「そんなことくらい」と思うかもしれませんが、「受験生」という学年、「2学期」というタイミング等の要素が重なって、硬い、硬い彼の心向きを変化させたのだろうと思います。

 

このとき、やはり感じました。

 

「受験というイベントを通じて、何を経験してもらい、成長させるのか?大人になったときの目線で見て必要なことを経験させていくべき、それがいくら時間がかかっても付き合っていくべきなんだ」

今、私は彼を横目でみながら、これをしたためているわけですが(今はほぼ自分の学習中なので・・・)、横顔からも意欲と向き合う意思が違うことは、明らかに違います。

それぞれの子には成長ポイントがある

それぞれの子たちには、こうした一種、ブレイクスルー(壁を突破する瞬間)のようなものがあります。
ですが、それがいつ到来するのかは、わかりません。

もちろん、早いタイミングでそういったことが訪れていれば、意欲的に学習し、点数もとれて、成績もよく、合格実績にもなることでしょう。大人、親御さんが理想とする姿だと思います。

 

ですが、それは大人の理想であって、勉強に取り組む当人たちは、まったく考えてもいませんし、無関係です。
彼らは親御さんとは、別人格ですから、紆余曲折を経て成長に付き合っていかなければいけません。

もちろん、お金をいただいていますから、早く結果がほしいという気持ちも理解できます。
ですが、我々が評価を得るために、彼らの成長機会、ブレイクスルーポイントを破壊してはいけないとも思います。

高校受験の主役は、生徒自身であり、親でも私たちでもありません。

どうしても学習塾という営利を追求する産業の中ですから、合格実績や成績UPなどわかりやすい指標が必要になります。ですが、そういった結果のみ追求をすると、目の前のお子さんを利益追求の道具として関わるという、大変歪んだ関係性になってしまいます。

時代が変化していっている中で、受動的な子は受動的な大人になります。
受験というイベントでさえ、自分の意思を持てないのであれば、ほぼ多くの子がそのまま大人になることでしょう。

 

手のかかる大人、指示待ちの部下、従業員、本当に仕事をマネジメントする側からすれば、頭を悩ませることと思います。私自身、そういった子たちを1人でも減らすために関わってきているつもりです。

非効率をやるための効率化

周囲からは、合理性やコスパなどの権化のように見られることもあるのかもしれませんが、自分は本来、こういうことを経験させたい、サポートしていきたいからこその、効率化なんです。

 

この関わりは、大変非効率です。でも、必要な非効率です。

私たちの塾では、「非効率だけれど、人生にとって重要なことをやるために、効率のよい学習をさせる」のです。

ぜひ、そういった価値観で長い目で見ていただける家庭や生徒さんたちが来てくれるといいな、と思っています。

こんな小泉ですが、話をしてみたいという方、相談してみたいという方は、お気軽にこちらよりご相談ください!

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