お知らせブログ
― 内申は中3の成績で決まる。だから、いちばん最初の1学期が重い ―
中学3年生の保護者の皆さま。6月のいま、お子さまは「部活の最後の大会」と「1学期の期末テスト」に同時に挟まれていませんか。
実はこの中3の1学期こそ、高校受験の合否を大きく左右する分岐点です。「受験勉強は夏から」と思っているうちに、勝負の半分は静かに動き始めています。この記事では、板橋区で小茂根・蓮根の2校舎を運営するラボ寺子屋が、地域の中学の実情と入試制度を踏まえて「なぜ1学期なのか」を、できるだけ正確にお伝えします。
1. 高校受験は「当日の一発勝負」ではありません
高校受験というと「入試本番のテストで決まる」と思われがちですが、いまの高校受験は内申点(調査書点)=日々の学校生活の積み重ねが、合否を大きく左右する時代です。
都立高校の場合
都立内申の重要ポイント
・一般入試は、当日の学力検査と内申点を おおむね7:3(学校により6:4)で合算。1000点満点に換算すると内申点が300点分を占めます。
・推薦入試では内申点の比重がさらに高く、合否のおおむね半分を占めるとされます。
・調査書点に使われるのは 中学3年生の評定のみ(中1・中2の評定は都立の点数には直接入りません)。中3の2学期末(12月)の通知表が使われます。
・換算内申=主要5教科(×1=最大25点)+実技4教科(×2=最大40点)=65点満点 → 300点に換算。
「当日の700点をがんばればいい」ではありません。300点は、入試本番の前にすでに決まり始めているのです。
私立高校の場合
私立高校は内申点の比重がさらに高く、推薦入試や併願優遇という制度を通じて、多くの場合は入試本番の前に、内申点で合格の可否がほぼ決まります。「当日に頑張って逆転」は私立ではほとんど通用しません。
背景となる制度
東京都では私立高校の授業料助成が拡大し、2026年度からは所得制限なく支援が受けられるようになりました。その結果、私立を志望・併願するご家庭が増えています。人気校では内申基準を満たす受験生が集まりやすく、基準の重みはむしろ増しています。(※助成は授業料が中心で、入学金・施設費などは対象外です)
2. 見落とされがちな「実技4教科の2倍ルール」
都立の内申点には、多くのご家庭が見落とす落とし穴があります。それが実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)が2倍で換算されること。「数学や英語さえできれば」という思い込みが、ここで足元をすくいます。
2倍の重みを、数字で見ると
たとえば9教科オール4の生徒の換算内申は、主要5教科 20点 + 実技4教科 16点×2=32点 = 合計52点(65点満点)。
仮に実技4教科を「オール3」から「オール4」に上げると、換算内申は 24点 → 32点 へ、8点アップします。主要教科で同じ8点を稼ぐより、実技を上げるほうが効率的な場面が多いのです。
しかも実技4教科は、テストの点数だけでなく提出物・実技・授業への取り組みで評価されます。つまり、コツコツ努力すれば評定を上げやすい教科でもあります。「副教科だから」と手を抜くのは、最ももったいない選択です。
3. その評定は、「1学期」が出発点になります
中3の最終評定は、2学期末(12月)に確定しますが、その評定は1学期と2学期の積み重ねで算出されます。学校によっては「1学期と2学期を合わせて評価する」と説明するところもあります。
つまり、こういうことです
「1学期は様子見、2学期から本気で逆転」――この作戦は、実はとても効率が悪いのです。1学期の評定が低いと、それを引き上げるために2学期はさらに高い成績が必要になります。1学期から高い評定を取っておくことが、最も確実で、最もラクな戦略です。
4. しかも、2学期は点が取りにくくなります
「2学期から頑張れば」が難しいのには、内容面の理由もあります。学年が進むほど学習内容は難しくなり、範囲も広がります。とくに社会などは、学校によっては入試までに教科書の範囲が終わりきらないこともあり、後半に向けて取りこぼしが起きやすい科目です。
当塾がこれまで見てきた、地域の実例
商圏内のある中学校では、社会の1学期の定期テストで、平均点が30点台(30点未満)にとどまった年もありました。学校・年度・出題によって、平均点はこれほど大きく動きます。「平均くらいは取れているはず」という感覚が、実態とずれていることもあるのです。
比較的取り組みやすい時期に、確実に評定を積んでおく。学校ごと・科目ごとの実態を踏まえずに「平均的な対策」をしていると、気づかないうちに評定を落としてしまうことになりかねません。
5. 「テストの回数」が減り、1回の重みが増しています
近年、公立中学校では定期テストを見直す動きが広がっています。運動会・修学旅行・その事前学習などで5月の授業がつぶれやすく、テスト範囲が狭くなったり、中間テスト自体を実施しない学校も増えてきました。
全国的な動向
ベネッセ教育総合研究所の調査(2023年)では、全国の中学校の約23%が定期テストの廃止または回数削減を検討しているとされています。(板橋区内の各校の実施状況は学校ごとに異なります。お子さまの中学の年間予定をご確認ください)
回数が減ると、何が起きるか
テストの機会が減るほど、残った1回(=1学期の期末テスト)の比重が大きくなります。挽回のチャンスが少ない「一発勝負」に近づくということです。日々の学習の積み重ねと、1回ごとのテストへの本気度が、これまで以上に評定を左右します。
6. 部活の「最後の大会」と期末テストが、重なります
中3の6〜7月は、1年で最も多忙な時期です。運動部では、3年生にとって引退がかかる「最後の大会」が、地区予選から都大会にかけて6月〜7月に行われます。一方、1学期の期末テストも多くの学校で6月下旬〜7月上旬。大会と期末テストの時期が、まさに重なります。
部活を最後までやり切りたい。でも、その時期の期末テストが中3内申の出発点になる。この両立こそが、中3の1学期の最大の山場です。「部活が終わってから」では、1学期の評定はもう動かせません。両立を前提に、早めに学習のペースをつくっておくことが、ここで効いてきます。
7. 私立志望なら、1学期の成績がそのまま「相談」に乗ります
私立高校の推薦・併願優遇は、秋以降(多くは9〜12月)の個別相談で、内申点が基準を満たしているかを確認しながら決まっていきます。このとき見られるのが、主に中3の1学期(前期)の成績です。
「5科で4が揃っているか」が一つの分かれ目
学校によって基準は異なりますが、5教科の合計が20(オール4相当)が一つの目安とされ、これを下回ると選べる学校がぐっと絞られる傾向があります。私立を併願・志望に入れているご家庭ほど、1学期の評定が、秋の選択肢の幅を決めることになります。(基準は年度・学校・コースで変わります。必ず最新情報をご確認ください)
8. 同じ板橋区でも、学校によって「評定の出方」は違います
意外に知られていませんが、内申点は絶対評価であっても、学校によって評定や平均点、テストの難易度に差があります。「うちの子の学校は厳しめ/甘め」という感覚は、データの上でも裏づけられています。
公的データで確認できます
東京都教育委員会は毎年「公立中学校第3学年の評定状況調査」を公表しています。都内平均では評定5の割合は各教科12〜14%程度ですが、同じ「評定5」でも、学校によってつく割合は大きく異なることが、民間の分析でも指摘されています(教科によっては、評定5の割合が学校間で数倍の開きがあるという報告もあります)。
だからこそ、受験対策は「一般論」では足りません。お子さまが通う学校の出題傾向・評定の付き方・進度に合わせた対策が必要です。地域に根ざした塾の強みは、まさにここにあります。
9. 内申点は「ブラックボックス」ではありません — 今日からできること
「先生のさじ加減で決まる」と思われがちですが、評定は提出物・授業での取り組み・テストの結果として、しっかり記録されています。だからこそ、家庭の関わり方で変えられる部分が大きいのです。今日から実践できることをまとめます。
ご家庭で今日からできる、内申アップの基本
- ✓提出物を「期限内に・ていねいに」。期限をカレンダーで共有し、提出前に一度一緒に確認する。出し忘れ1回が評定を下げることもあります。
- ✓副教科(実技4教科)を軽視させない。2倍換算なので、ここを丁寧にやるだけで調査書点に効きます。
- ✓テストは「点数」より「振り返り」。返却されたら、どこをなぜ間違えたかを一緒に確認する。次の改善が評定につながります。
- ✓三者面談で先生に具体的に聞く。「評定を上げるには何が必要か」を確認しておくと、対策の的が絞れます。
10. ラボ寺子屋は、小茂根・蓮根の「学校別」で対策します
ラボ寺子屋は、板橋区の小茂根本校・蓮根校を拠点に、地域密着で指導しています。たとえば小茂根本校は、上板橋第一中学校・上板橋第二中学校・桜川中学校など、複数の中学校が徒歩・自転車圏にあります。蓮根校は、志村第三中学校・志村第五中学校がすぐ近くにあり、学校帰りにそのまま立ち寄れる立地です。
同じ板橋区内でも、学校ごとに定期テストの出題傾向・進度・評定の付き方は異なります。だからこそラボ寺子屋は、一人ひとりが通う学校に合わせて、「次の1回のテスト」と「内申の積み上げ」に向けた具体的な戦略をご提案します。
「点数を上げる」だけが目的ではありません。高校受験、そしてその先の大学進学までを見据えて、その学年で備えておくべきことを逆算して積み上げる。それがラボ寺子屋の考え方です。
この夏、1学期の結果を「立て直す」なら今です
1学期の結果を踏まえて、夏で立て直す・進学準備を始める・苦手を総復習する。ラボ寺子屋の夏期講習は、お子さまの状況に合わせて設計します。
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お申し込み・ご相談は、公式LINEまたはお電話でお気軽にどうぞ。
▶ 無料体験・学習相談はこちら(公式LINE)よくあるご質問
- Q. 受験勉強は夏からで間に合いますか?
- A. 当日の学力対策は夏からでも進められますが、内申点(評定)は1学期から積み上がっています。特に中3は1学期の評定が出発点になるため、「内申は今から、受験勉強は夏から」と切り分けて、両方を並行で進めるのが理想です。
- Q. 中1・中2の成績は都立入試に関係しますか?
- A. 都立の調査書点に使われるのは中3の評定のみで、中1・中2の評定は直接は入りません。ただし、中3で安定して評定を取る力は中1・中2の学習習慣でつくられます。また、私立の推薦などでは中1からの成績を見る学校もあります。
- Q. 数学や英語が得意なら大丈夫ですか?
- A. 主要教科の強さはもちろん大切ですが、都立では実技4教科が2倍換算です。主要教科が得意でも、実技を落とすと内申で差がつきます。9教科をバランスよく取ることが、結果的に近道です。
- Q. 部活を続けながらでも両立できますか?
- A. できます。大切なのは「部活が終わってから」ではなく、大会と期末が重なる時期を前提に、早めに学習のペースをつくっておくことです。ラボ寺子屋では一人ひとりの予定に合わせて通塾ペースを設計します。
参考にした主な公的情報・出典
・東京都教育委員会「都内公立中学校第3学年の評定状況の調査」(2025年3月公表)
・東京都生活文化局「私立高等学校等授業料軽減助成金」/都庁プレス(2025年6月・所得制限なしの支援)
・ベネッセ教育総合研究所「定期テスト廃止・削減の動向」
・都立高校入試の調査書点の仕組み(学力検査:調査書=7:3、実技4教科2倍、中3評定を使用、換算内申65点満点→300点換算)
・私立高校の併願優遇・個別相談に関する各種受験情報、および当塾の指導実績にもとづく知見
※本文中の地域の平均点の事例は、当塾がこれまでに把握した実例にもとづくもので、学校名は伏せています。各種制度・基準は年度により変わるため、出願にあたっては必ず最新の公式情報をご確認ください。

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