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点数が良い子の特徴4:記録(メモ)+αをとれる子
通常、頭が良い子というのは、
「記憶の量」ではなく、「記憶の質」が良いことが多くあります。
記憶の質とは何か?というと、
どうやって覚えているか?ということです。
言い換えれば「一般化できる形で覚えている」ということです。
もっと簡単に言えば、「どうやって覚えておくと、後で楽かを考えて記録している」ということです。
記録の取り方によって、その子が考えながら聞いているのか、「要するに…●●ということね」という発想があるかどうかがわかります。
これが「一般化して記録をとれる」ということです。
一般化することによって、後で、思い出したときに応用がききますので、目新しい問題でも、取り組むことができるというわけです。
もちろん、記録をとれるというのは、板書を写すというだけではありません。通常、先生は、授業の内容の要点のみしか板書しません。
その間、口頭や図で説明をします。
授業を受けているときは、その説明を聞きながら、黒板を見ているので、何を説明されているのか、理解できます。
しかし、残念ながら人は忘れる生きものです。
絶対に忘れない人、それは、機械です。
(ごく稀な才能を持ち合わせた人がいますが…)
だからこそ、私たちは記録をとらなければなりません。
しかし、動画を録画するわけではありませんので、細部まで記録することはできません。
ノートにとった1行と1行の間には、先生が説明をしているはずです。
その要点等を記録しておけば、授業でどんな説明をされていたのか、思い出すことができます。
すべてを記録しなくてよいのです。
あくまで、
「あー、あれかー、やったやった」程度でも、そういった注釈、メモがあるかないかでは大違いなのです。
ノートは手段であって、目的ではありません。
数日後、数ヶ月後の自分自身が見ても、わかるようにしておかなければ、意味がありません。
ですから、私自身、自分自身でメモをとるように!と指導しています。
やろうとしている子は、だんだんと上手になっていきます。
やらない子は、まったくやりません。
始めた当初はあまり、差はありませんが、1ヶ月もすればそのメモ度合いには差が大きく生じてきます。
したがって、授業中の理解度・定着度・記憶量、そして後々の復習や調べものをしたときの理解度に違いが出てくる。
すなわち、学力差としてあらわれてくるといえます。
スマホで写真をとる、という無機質ものではなく、
主体的にとるメモというものを、ご家庭でも指導してはいかがでしょうか?