上板橋第二中
- TOP
- 上板橋第二中
-
こんにちは。小泉です。
近隣の中学校では、定期テストが終了しました。
ここで、衝撃的な結果がとある中学校で発生をしてしまっているようです。
なんと、今回のK二中の2年生の数学のテストの分布が以下のようになっています。
(一応、名誉のために、学校名部分は切ってあります。オリジナルをご覧になりたい方は教室へ)
衝撃的な結果だと思いませんか?
定期テストの問題は著作権などあると思いますので、公開できませんが、教科書の問題など計算問題も多数ある、ごくごく普通のテストでした。
数年前の生徒であれば、おそらく平均点は50点後半程度かと思います。
ですが、今回の平均点は40点ちょっと。特筆すべきが、得点1桁という生徒が、最も多い人数であるということ。
この学年は、1学年93人となっていますので、40点以下の生徒は、学年の半分以上、ということもわかります。実は、SNSを通じて、全国の塾の先生方にも見てもらったところ、「衝撃的な結果だ」という声が多くありました。
小竹向原で8年目を迎える当塾ですが、ここ数年は地域的にみても、このK二中の総合的な学力水準は下降気味になっています。
この中学校では、習熟度別の授業になっているようですが、下の標準クラスと名のつくクラスでは、授業中にまともに授業が聞けない、という状況の子もが多数だとか、、(生徒談)その背景は、さまざまな要因がありますが、数年前の「私立高校の授業料の事実上免除」と「某小学校の学級崩壊学年が中学生になった」という2点だと思います。
包み隠さず伝えるというのは、ここでは言及しませんが、こうした背景を知らないまま「とりあえず地元中学へ」という家庭も多いと思います。
コロナの影響で学校公開もすべて、中止になっているため、こうした今年の実情がなかなか外部に出てこないのだと思います。
中学校は私立受験をしない限りは選択ができませんので、できるだけ多くの方に現状を知っていただきたいと思っております。
学力の二極化は、ますます進んでいくと思われます。
地元公立中学校の学力低下 → 小学生の私立中学受験率の高まり
→公立中に進級していた学力の中上位層が抜ける → 学校の平均的な水準が下がる
こういった負のスパイラルに陥ってしまっていると考えられます。
近隣地域だと、まだまだゆったりとされているかもしれませんが、学力レベルや校風も非常にマズい学校も出てきたということをしっていただければと思います
基礎学力向上、中学進級に備えたいという方、ご相談などある方は、こちらよりお気軽にお問合せください!
-
上板橋第二中の1学期期末テスト(中3)の講評です。
例のごとく、現在わかっている時点までのものを、書きました。
講評については、当塾独自のものになります。悪しからず。もし、個別に科目やテストの出来栄えなののご相談がありましたら、ご連絡ください。
国語 総合難易度 ★★★(標準) 問題数 ★★★(標準) 問題難易度 ★★★(標準) 問題の出典 作成者:政岡T ①授業中の内容50%以上 ②ワーク25% ③実力問題(文章素材は事前配布)25%
【問題構成】
1. 漢字/学習新出漢字のうち、間違えやすい、読み間違えやすい問題が中心。
2. 説明文/本文から抜出しの問題、記述問題のみ。平易な問題。
3. 俳句/授業学習した問題のみ。表現技法がメイン。
4. 物語文/抜き出し問題が多い。空欄補充、理由の記述問題、知識問題。
5・ 実力問題(物語文)/心情把握、作文、
6. 文法・言語/知識問題
特徴 バランスの良い問題構成であるが、明らかに、都立一般入試問題を似せた問題構成である。 全体としては、学習した分だけ点数はとれる問題。授業をきちんと受けている、もしくは塾等で正しい読解方法と知識を備えた人は、さほど学習せずとも点数がとれると予想される。
数学 総合難易度 ★★★(やや難) 問題数 ★★★★★(とても多い) 問題難易度 ★★(やや易) 問題の出典 作成者:山本T 特徴 1学期は1回ということもあり、テスト範囲が広かったこともあり、問題自体が基本問題ばかりであった。しかしながら、総大問数が、24問と過去に類がない程の問題数であった。それにより、問題の解き方を迷ったら、間に合わないというタイプの出題だったと言える。 また、傾向としては、大問20以降は、やや考えさせる問題(とはいえ、ワーク類にも載っているような、標準レベルの問題)が出題をされた。学校は習熟度別クラスとなっているが、テストは同一のものを解くため、差をつけさせる問題という位置付けと見られる。注意が必要なのは、用語の説明に関する出題がなされること、また、勘違いしやすい問題が巧みに織り込まれている点である。塾などでは、間違えやすいパターンで説明がなされるものだが、制限時間に追われて焦っていると、ケアレスミスが誘発されやすい問題であった。
このような特徴はあるが、問題数という点を除けば、勉強した人はしっかりと報われる(得点ができる)テストと言える。今後の対策としては、「基礎的レベルを、速く、正確に」できるようにするという点と言える。
英語 総合難易度 ★★★(標準) 問題数 ★★★(標準) 問題難易度 ★★★(標準) 問題の出典 作成者:山上T(リスニング・文法)、穴原(長文・英作文) 【問題構成/山上T】
1.リスニング
2.文法/時制・適語選択【易】
3.文法/助動詞の疑問文・適分変化【易】
4.文法/受動態、現在完了・空欄補充【標準】
5.文法/現在完了・適語補充【易】
6.文法/受動態、現在完了、語順整序【標準】
7.文法/受動態、動詞の語法・適語補充・語順整序【標準】
【問題構成/穴原T】
1.エッセイ/受動態、内容説明・英問英答・内容把握(空欄補充)【易】
2.会話文/現在完了、語形変化・語順整序・英問英答【標準】
3.短い文章/熟語、熟語を絡めた受動態・適語選択【標準】
4.短い会話文/定型会話表現、適語補充【易】
5.イラスト読み取り/現在完了、第4文型・英作文【標準】
特徴 問題作成者が2名で別々の問題用紙となっている。 文法問題は難しくないが、多少ボリュームがあるため、速く正確に、解答できるかどうかが得点を左右するとみられる。
長文問題については、今回のメイン単元である「受動態・現在完了」をうまく絡めた問題である。ただし、1学期の段階では、英語長文を読みなれている生徒は、まだ少ないため、生徒にとっては、難しく、長く感じられたかもしれない。ただし、1つ1つの問題は、易~標準的な問題であるため、時間をかければ、得点しやすいとも言える。
理科 総合難易度 問題数 問題難易度 問題の出典 特徴 社会 総合難易度 ★★★(標準) 問題数 ★★★(標準) 問題難易度 ★★★(標準) 問題の出典 作成者:渡辺T 「地理の壺」「歴史の壺」からの出題がメイン。
特徴 先生の専門が、歴史、とりわけ近現代史であるため、今回のテスト範囲は、知識レベル・分量ともに、歴史分野の方が厚かった。しかしながら、解答になっている用語は、どれも教科書レベルを超えるものではないので、「歴史の壺」を用いて、教科書用語に絞って学習をしておけば、高得点が望めたと言える。 -
上板橋第二中学校の1学期期末テストが終了しました。
現在わかっている科目のみ、テスト問題について講評を書きました。評価については、当塾独自のものですので、悪しからず。
国語 総合難易度 ★★★(標準) 問題数 ★★★(標準) 問題難易度 ★★★(標準) 問題の出典 作成者:高橋T<出題構成>1.漢字の読み書き2.文学的文章「アイスプラネット」3.古文「徒然草」 4.詩
5.説明的文章
特徴 全体として、問題はオーソドックスな出題であった。授業や所定のワーク類を実施し、答えを覚えていれば、得点しやすかったと思われる。漢字については、学習範囲のうち読みにくい漢字を意図的に出題がされている。古文・詩についても出題がされたが、典型的な問題ばかりであり、これも知識的な面が大きい。説明的文章については、記述問題が2台あるが、あとの問題は、抜き出す問題であるため、解答しやすかったと思われる。 数学 総合難易度 ★★★(標準) 問題数 ★★★★(やや多い) 問題難易度 ★★★(標準) 問題の出典 作成者:高井T出題元:ワークから多数<問題構成>1.単項式・多項式・等式の変形・文字式2.【文章題】文字式 3.【計算】式の代入
4.【計算】式の値
5.【文章題】多項式の計算
6.【計算】等式の変形(四角錐の体積)
7.【証明】「3つの続いた奇数の和は3の倍数になる」
8.【証明】「奇数と奇数の和は偶数になる」
9.【計算】文字式の利用
10.【証明】「カレンダーの中の十字に囲まれた数の和は5の倍数になる」
11.【計算】文字式を使った面積計算
12.【計算】連立方程式
13.【計算】連立方程式
14.【文章題】連立方程式(本数と代金)
15.【文章題】連立方程式(個数と代金、代金間違え)
特徴 1学期はテストが1回ということもあり、テスト範囲が広かった。そのためか、問題自体が基本問題ばかりであったが、総大問数が、15問とやや多めの問題であった。それにより、問題の解き方を迷ったら、間に合わないというタイプの出題だったと言える。全体としては、浅く広く基本問題を出題である。「式の証明」の関連問題が4問出題されており、この問題で、相当の時間を要したと思われる。ただし、この証明問題も、ワークからの出典であり、きちんと準備ができていた生徒は書くことができたと思われる。ただし、採点基準が厳しく、部分点が配点されていないようで、時間をかけたとしても、点数を得られないという人が多数いたと予想される。そのため、得点が思うように伸び悩んだという生徒が多かったのではないかまた、注意が必要なのは、上二中特有の、連立方程式の解き方を詳しく説明する点まで正解しなければならない。入試的な視点で言えば、さほど重要ではないのだが、意図していることは、きちんと学校の授業を聞いているかを試すという問題だとみられる(塾ではそのように途中プロセスは徹底させないことが一般的であるため) 英語 総合難易度 ★★★(標準) 問題数 ★★★★(やや多い) 問題難易度 ★★★(標準) 問題の出典 作成者:穴原T <問題構成>
1.リスニング
2.リスニング
3.【英単語】 英語→日本語 ・ 日本語→英語
4.【文法】過去形・接続詞・助動詞/適語補充形式
5.【知識】疑問詞を使った疑問文/会話短文、適語補充・選択式
6.【文法】過去形・助動詞/適語補充
7.【文法】時制/書き換え
8.【文法】感嘆文・接続詞/語順整序
9.【会話文】日本語説明、英問英答、英作文
10.【文章読解】日本語説明、英問英答、内容一致
11.【ビジュアル問題】英作文(使用語指定)
12.【英作文】過去進行形・未来形/英作文
特徴 分野としては、今回の範囲の中から万遍なく出題がされている。問題の大問は多いが、小問は少なく、無理がない分量ではあるが、文法問題に時間がかかっていると、時間が足りなくなる可能性がある。全体としては、文法的な問題のウェイトが重いが、各問題は標準的なレベル。学校ワークレベルの問題ばかりである。文章については、教科書本文のままであるため、多少読めなくても、答えることができてしまう。最も差がつく問題とすれば、英作文である。文法を守りつつ、自分の意見を書くという点では、あまり準備できていない生徒が多かったと思われる。この英作文が最も差がつく問題と言える。しかしながら、決して難しい英作文ではないので、きちんと対策(書く練習)をし、添削を受けている人であれば、得点することができる。高得点を狙う人は、この準備を行うとよい。 理科 総合難易度 問題数 問題難易度 問題の出典 特徴 社会 総合難易度 ★★★(標準) 問題数 ★★★(標準) 問題難易度 ★★★(標準) 問題の出典 作成者:吉田T<問題構成>1.【地理】オセアニア州2.【地理】世界から見た日本/日本の国土・国境・時差計算3.【地理】世界から見た日本/地形・海流・雨温図・ 4.【地理】人口ピラミッド、【説明】少子高齢化
5.【地理】資源・産業/生産量データ読み取り、産業別労働者・工業地域別グラフ読み取り
特徴 日本地理分野メインの出題であった。異動後、初めてのテストであったが、問題自体はオーソドックスかつ、教科書レベルであるが、都立一般入試を意識しているような問題構成である。具体的には、グラフの読み取り、社会事象の説明などは、都立一般入試で頻出である。テストとしては、標準的であるが、クラスによって進度がまちまちであったり、進度が遅いせいか説明がほとんどなされていない分野があったりとのことである。こうした点を留意して、テスト前には、留意して授業に臨むようにすることが必要だろう。